南工の強み

ADVANTAGE

CONCEPT

南工固有のモノづくり
価値創造と提供

南工のモノづくりは事業の運営をやりやすくする為に上流工程・中流工程・下流工程と3つの工程に分けています。
それぞれは各工程で品質改善を通じ機能の強化をはかり、全体での最適を常に心がけ、追及しています。
それら全てのベースは人間のコミュニケーション、学び、そして意思入れにあると考え、その育成を最重要視しています。

プレス金型製作のQCD改善への挑戦

近年、自動車の軽量化が進み、採用される材料として超高張力鋼板やアルミニウム合金の比率が増え、金型の難易度も上がってきています。同時に短納期を達成する為、当社では最新ソフトウェアを駆使し、大幅なQCD改善サイクルへ挑戦し続けています。これらの活動が株式会社NTTデータエンジニアリングシステムズ様の情報誌「人とシステム」に取り上げられました。

人とシステム

BUSINESS

事業内容

01
上流工程CAD/CAE課、設計課
お客様にご発注をいただいてから、上流工程で製品データ・製品図・検討工法等の情報を迅速に共有し社内すり合わせを行います。
QCD(高品質・低コスト・短納期)目標を網羅した予定表を作成し、金型設計図を作成していきます。
プロセス01
工程の検討
お客様よりご発注いただいたら、製品データ・製品図・検討工法等の情報を迅速に共有し、社内すり合わせを行います。
様々な観点から高品質・低コスト・短納期化を目指し、工程の検討を行います。
プロセス02
プレス成型シミュレーション
検討した工程・工法・造形で製品にワレやシワが出ない事、また0.1mm単位での品質が保証出来る事を確認する為、プレス成形シミュレーションを行います。事前に不具合を予測し、対策を講じることで品質と納期の向上を実現しています。
プロセス03
金型設計と3Dモデルのパラレル作成
金型を製作してカタチにするまでに、お客様の仕様、金型強度、メンテナンス性、安全性、量産性、といった様々な観点を全部門でレビュー確認した上で設計図面を作成します。また金型設計図を作成するにあたって、その根源となる工程要領図(DIE LAYOUT)は絶えず高度化を目指し、100%社内製作しています。
プロセス04
非接触3D測定機による品質チェック
非接触3D測定機を用いて、全工程の製品パネルを測定し0.01mm単位で品質を確認します。検査治具無しでも製品精度の早期確認、品熟が可能です。
また、お客様への品質保証のツールにもなっています。更にプレス成形シミュレーションとの結果の比較を行い、日々、高精度化に取り組んでいます。
02
中流工程CAM課、機械課
高精度化なプレス成形シミュレーションの結果をもとに、3D-CAMを用いた形状ごとのNCデータの作成、2D-CAM、2.5D-CAMを用いた構造部加工のNCデータを作成し、機械加工します。
プロセス01
3D-CAMを用いたNCデータの作成
形状のパターンにより、自動計算を行えるよう、機能を最適化しています。そして作成したNCデータをNC-BRAINを用いて、従来の加工時間よりも30%以上短縮しています。また、切削方法や工具テスト等を通じ、絶えず加工時間の短縮、高品質化に取り組んでいます。
プロセス02
2D-CAM、2.5D-CAMを用いたNCデータの作成
2D-CAM、2.5D-CAMを用いて構造部加工のNCデータを作成します。金型が形になる前の最終チェックを行いながら、設計図面をより忠実に、より段取りよく製作出来るよう取り組んでいます。
プロセス03
高速・高精度の機械加工
金型の構造部、形状部をマシニングセンターで加工します。また、CAMで作成したNCデータで夜間や休日も自動運転で稼働しています。
03
下流工程組立仕上課
多様な生産ラインに対応出来るフィンガーシミュレーション設備を活用し、搬送保証した金型を出荷しています。
問題点は前工程にフィードバックし改善サイクルをまわし、お客様への価値のご提供に努めております。
プロセス01
金型パーツの組付け、仕上げ
金型の機能を満たすパーツを組付け、金型の静的な確認を行い、各工程の重要な部位に繊細な調整や仕上げを実施します。
プロセス02
トライアウト検証
完成した金型をプレス機に取付け、動的な確認を行うと共に製品をトライアウト検証します。問題点は前工程にフィードバックし改善のサイクルをまわしていくことで品質を高めていきます。
プロセス03
フィンガーシュミレーション設備の活用
自動搬送で生産する部品には、弊社の多様な生産ラインに対応出来るフィンガーシミュレーション設備を活用しております。
お客様の設備で確認トライをする前に、弊社で再現・調整し、搬送保証した金型を出荷しています。

南工の挑戦

CHALLENGE

どこよりもスピーディーに、高精度に、
デジタルツール活用により“解析のやりきり”を実現

当社は品質に焦点を当て継続的にその改善に全社を上げ活動して参りました。
その一環としてシミュレーションソフト活用により人にやさしいフロントローディング(設計工程で品質を保証する)、業務プロセスの変革を実現しました。
Q:品質の改善を通じ、C:よりつくりやすく、D:より早期に、商品のご提供
が可能となりました。

デジタル技術を活用したプロセス重視の仕組み・体制強化
について日刊工業新聞社様の「型技術」で取り上げられました。
型技術
AutoForUm 2023での講演がオートフォームジャパン株式会社様のJapan Formingの記事で取り上げられました。
Japan Forming

FACILITY

設備紹介

CAD 型式・仕様 メーカー 台数
2D CAD IJCAD インテリジャパン株式会社 18台
3D CAD Space-E UEL 5台
CADMEISTER ユニシス 1台
CAM 型式・仕様 メーカー 台数
2D CAM ナスカCAD/CAM 浜松合同 4台
構造部加工CAM GO2cam セイロジャパン 2台
3Dプロファイル UEL 1台
3D CAM Space-E NDES 1台
CAM-TOOL C&Gシステムズ 2台
NCデータ最適化システム NCBrain 丸紅情報システムズ 1台
CAE 型式・仕様 メーカー 台数
CAE Auto Form オートフォームジャパン 1台
P-form ASTOM 1台
非接触3D測定機(カメラ式) ATOS GOM 1台
非接触3D測定機(レーザー式) Absolute Arm HEXAGON 1台
プレス機 型式・仕様 メーカー 台数
プレス機(500tメカ) DCLP-500-28EM 下村機械 1台
プレス機(500t油圧) SDP500E アミノ 1台
ダイスポッテイングプレス アベ精機 1台
加工機 型式・仕様 メーカー 台数
マシニングセンター MCR A5C (4000×2500) オークマ 1台
MCR A5CⅡ(3000×2000) オークマ 1台
MCV-AⅡ (3000×2000) オークマ 2台
MILLAC611VⅡ(1300×610) オークマ 1台
MA-550VB(1300×560) オークマ 1台
MV70C (1500×700) 三菱重工 1台
フライス盤 MH3V OKK 2台
ラジアルボール盤 TRE-1700D TOMINAGA 2台
旋盤 TAL-460 TAKISAWA 1台
平面研削盤 PSG64DX形 岡本工作機械 1台
その他 型式・仕様 メーカー 台数
シャーリング M2045 アマダ 1台
ベンダー RC50 アマダ 4台
半自動溶接機 B-250 他 ダイヘン 8台
天井クレーン 5トン 日本ホイスト 3台
2.8トン 日本ホイスト 3台
フォークリフト FD35AT1 他 三菱フォークリフト 3台

太陽光発電の取り組み

RESOURCE SAVING

南工は消費電力の30%を、
再生可能エネルギーで補っています。

2022年11月、工場屋根に太陽光パネルを設置しました。 工場で消費される電力の約30%を再生可能エネルギーで補っています。

外観

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